この記事の目次
はじめに
皆さんは 海外旅行に出かける時に クレジットカード付帯の海外旅行保険は利用されていますか。
前回の記事「《旅の準備》短期旅行での海外旅行保険選び 保険会社とクレジットカード付帯 おすすめはどっち?」では クレジットカード付帯の海外旅行保険でも それなりの補償内容が確保できるということや 実際の海外での治療費などについてみていきました。
そうなると 次に気になること。
"海外旅行保険が付いているクレジットカードって どのカードなの?"
"おすすめのクレジットカードは?"
そこで 今回は 海外旅行保険付帯のおすすめクレジットカードについて まとめてみました。短期旅行に行く際に クレジットカード付帯の海外旅行保険の利用を検討されている方 保険料をできるだけリーズナブルに抑えたいと考えている方の参考になればと思います。
クレジットカード付帯の海外旅行保険とは
まずは 簡単に 前回のおさらいから。
短期旅行での海外旅行保険としては 大きく分けて 2つ。保険会社の海外旅行保険とクレジットカード付帯の海外旅行保険があります。
クレジットカード付帯の海外旅行保険のメリットは 年会費無料のクレジットカードであれば保険料も無料ということ。ただし クレジットカードによって 海外旅行保険が自動付帯/利用付帯という条件が異なる点に注意が必要です。
- 自動付帯: カードを持っているだけで海外旅行保険が適応される
- 利用付帯: 航空券やツアー料金を決済することで海外旅行保険が適応される
クレジットカード付帯の海外旅行保険のデメリットは ①保証内容が各クレジットカードによって決まっているため 保証内容が希望に合わない場合がある ②保証内容(補償額)に関しても 基本的には保険会社の海外旅行保険よりは少なくなっている という点が挙げられます。
それでは 次からは "実際にどのカードがおすすめ?"という話に入っていきたいと思います。
おすすめクレジットカード(年会費無料)
まずは クレジットカード付帯の海外旅行保険を使う最大のメリット"保険料が無料"を実践するのにおすすめな 年会費無料のクレジットカードをご紹介。
年会費無料なのに 海外旅行保険の保証内容が充実。また 使うお店によって様々なメリットもあったりするので 持っておいても損はないクレジットカードだと思います。
エポスカード
マイルのカードとして有名な エポスカード。
年会費無料でありながら 充実した海外旅行保険の自動付帯があるクレジットカードとして 旅行者からも人気のあるカードです。保証内容は 下記の通りです。
公式HP: エポスカード
また ビックエコーなどのカラオケ店の室料30%OFFや ファミレスや居酒屋チェーン店で飲食代10%OFFなど 全国1万店以上が割引価格で利用できるという特典もあります。
実は 僕たちも エポスカードを持っています。
しかし エポスカードをおすすめする理由は マルイやファミレスの割引価格とは全然関係ありません(笑)。その理由は 後ほど "僕たちの選んだクレジットカードは"の項でご紹介したいと思います。
楽天カード
CMでもお馴染み 今や発行枚数トップレベルとなった 楽天カード。
こちらも 年会費無料でありながら 海外旅行保険の保証内容が充実しているクレジットカードです。保証内容は 下記の通りです。
公式HP: 楽天カード
ただし 楽天カードの注意点としては 海外旅行保険が利用付帯ということです。
利用付帯のクレジットカードの場合 旅行中 ただ持っているだけでは海外旅行保険の適応にはなりません。このため 旅行前の交通費(自宅から空港までなど)を楽天カードで支払うなどして 利用付帯の条件を満たす必要があります。
画像出典: 楽天カード
横浜インビテーションカード
ジャックスカードが発行している 横浜インビテーションカード。
なんだか 急にローカルなクレジットカードが出てきたと感じる方もいるかもしれませんが こちらをご紹介する理由は 年会費無料でありながら すごく充実した海外旅行保険の自動付帯があるため。保証内容は 下記の通りです。
公式HP: 横浜インビテーションカード
横浜インビテーションカードだけの保証内容を見ると その良さを感じにくいかもしれませんが 年会費無料 自動付帯の海外旅行保険としては 他にないレベルで保証内容が手厚いクレジットカードなのです。
参考までに 今まで挙げた他のクレジットカードを使って 海外旅行保険の保証内容を比較してみると こんな感じです。
楽天カードと比較すると そこまで差がないように感じますが 楽天カードは利用付帯。横浜インビテーションカードは自動付帯。事前に何らかの支払いをしなくても これだけの保証内容がついてくるなんて ありがたみが違いますよね。
この他にも 横浜インビテーションカードには ジャックスカードによるお得なポイントプログラムがあったり 全国23万件以上で各種サービスを優待価格で利用できるそうですが...それは あまり重要視していません(笑)。
海外旅行保険の保証内容のみで選んでも 充実のクレジットカードということで 海外旅行好きの方は1枚持っておいても良いかと思います。
おすすめクレジットカード(年会費あり)
次にご紹介するのは 年会費はかかってしまうものの その分クレジットカード付帯の海外旅行保険の保証内容がレベルアップする おすすめのクレジットカードです。
加えて どちらのカードも 空港のカードラウンジなどが利用可能となります。これは 海外旅行が好きな方にとっては嬉しいポイントなのではないでしょうか。
それでは 年会費を考えてもコスパの良いものを選んでみたので 参考までにどうぞ。
ミライノカード ゴールド
住信SBIネット銀行が発行する ミライノカード ゴールド。
こちらのクレジットカードは 圧倒的な補償額が売りとなっており 疾病治療費500万円 傷害治療費500万円は 他社発行のプラチナカードと同等かそれ以上の補償額となります。それでいて 年会費は3,000円(+税)とリーズナブルなのは嬉しいですよね。保証内容は 下記の通りです。
公式HP: ミライノカード ゴールド
また 家族特約や国内旅行においても 抜群の保証内容となっています。
例えば 夫婦2人 それぞれがミライノカード ゴールドを所有している場合。その保証内容は 傷害/疾病治療費の本人保証額500万円+家族特約保証額250万円=750万円となります。この場合 年会費が3,000円×2人分=6,000円(+税)になりますが それでもとてもコスパの良いクレジットカードだと思います。
ANA VISA ワイドゴールドカード
ANAが発行している ANA VISA ワイドゴールドカード。
こちらのクレジットカードは 年会費が14,000円(+税)とやや割高です。そして クレジットカード付帯の海外旅行保険に関しても 保証内容はミライノカード ゴールドに比べると 少ない補償額となります。保証内容は 下記の通りです。
公式HP: ANA VISA ワイドゴールドカード
今までの感じだと 今ひとつうま味を感じられないかもしれませんが こちらのカードをおすすめする理由 それは最高1.6%を超える高還元率でANAマイルを得ることができるから。ANAマイルを貯めたい方には 納得のカードかと思います。
また 年会費に関しては カード代金WEB明細サービスやマイ•ペイすリボを利用することで 年会費14,000円→9,500円(+税)へ抑えることができます。
僕たちの選んだクレジットカードは?
これまで 海外旅行保険付帯のクレジットカードをいくつかご紹介しました。
今回 挙げたクレジットカードは 海外旅行をすることを考えるとどれも魅力的なものでしたが 実際に僕たちが使っているのは ①ANA VISA ワイドゴールドカード ②楽天カード ③エポスカードです。
その理由について 簡単にまとめてみました。
その① ANA VISA ワイドゴールドカード
画像出典: ANA VISA ワイドゴールドカード
海外へ行くことが好きな 僕たち。
もともと 節約バックパッカーだったこともあり 今でも"海外旅行は よりリーズナブルに よりお得に"がモットーです。そのなると "航空券を無料で購入できる=マイル最強!"という考えに至ったわけです(笑)。
このため 現在 ほぼキャッシュレスの生活の中 ANA VISA ワイドゴールドカードを生活費(食費 光熱費など)決済のメインカードとして利用することで 集中してANAマイルを貯めるようにしています。
また 隙間時間を使って "陸マイル活動(飛行機に乗らずにマイルを貯めること)"をしながら 地道にANAマイルを貯めているところです。
というわけで ANA VISA ワイドゴールドカードは欠かせません。
年会費はかかってしまいますが 海外旅行がお好きな方 マイルにご興味のある方は 検討されてみてもいいかもしれません。
その② 楽天カード
画像出典: 楽天カード
わが家では 定期的に購入する消耗品など 楽天市場でお買い物をすることも多いです。
その理由としては 5や10の付く日にはポイント5倍 お買い物マラソンの時には 買い回りで楽天ポイント10倍など 大量にポイントをもらえる機会が多いから。このため ウェブショッピングをする際は できるだけ楽天市場を利用するようにしています。
また 節税のために活用している ”ふるさと納税”。
画像出典: 【楽天市場】ふるさと納税
楽天のふるさと納税では 寄付金に楽天ポイントが利用できるだけでなく ふるさと納税も買い回りの対象となるため 時にはポイント10倍になったりもします。
ふるさと納税…ただでさえおいしい制度なのに 1割分のポイント還元。"これは使わない手はない!"ということで わが家ではお買い物マラソンの時を狙って 楽天のふるさと納税を利用しています。
年会費無料で加入時の楽天ポイントももらえてしまう 楽天カード。手軽に持つことができる 使い勝手の良いクレジットカードとしても おすすめです。
その③ エポスカード
画像出典: エポスカード
今回 僕たちは 手持ちのクレジットカード付帯の海外旅行保険では不十分かなと思い エポスカードを追加することにしました。
とはいえ 数あるクレジットカードの中から エポスカードを選んだ1番の理由。それは 保証がさらに充実した ゴールドカードがあるから。
さらに エポスカードの利用状況により ゴールドカードへのインビテーション(招待状)が届くと 5,000円かかる年会費が永年無料になるという裏技があるのです。
しかも 1度ゴールドカードが発行されると 2親等以内であれば 同様に年会費永年無料でゴールドカードを発行可能とのこと。例えば 僕たちの場合 年会費永年無料で夫婦2人分のゴールドカードを持つことができてしまうという...
これって すごくないですか!?
どの程度の利用でインビテーションが届くかなど 詳細はHPに載っていないので不明ですが 実際には30万円程度の利用でインビテーションが送られてきた方もいるとのこと。
このため 僕たちもこれからコツコツ利用しながら ゴールドカードをゲットしたいと考えています(笑)。
そして ついにエポスゴールドカードをゲットしました^^
年会費 永年無料で手に入れた方法をご紹介しています。
実際の保証内容はどうなる?
前回の記事でもご紹介していますが 僕たちは疾病/傷害治療費500万円程度が保証内容として必要なラインと考え 今回エポスカードに申し込み 保証内容を追加しました。
1枚だと少し頼りないクレジットカード付帯の海外旅行保険でも 合算することで保証内容を手厚くすることが可能です。
ということで わが家のクレジットカード付帯の海外旅行保険の保証内容は下記のようになります。
(注: 死亡/後遺症障害は合算できないため 最高額が保障内容となります)
3枚のクレジットカードを合わせると 障害治療費550万円 疾病治療費620万円となるため 合格ライン達成です。これだけの保障内容があれば 安心して遅い夏休みを満喫できそうです。
また もしクレジットカード付帯の海外旅行保険だけでは不十分と感じる方は クレジットカード付帯の海外旅行保険を使いつつ 不足していると感じる部分の保証内容を補う分だけ 保険会社の海外旅行保険を申し込んで併用するのも手かなと思ったりします。
そうすれば 保険料の節約にもなりますよね。
いずれにせよ まずは お手持ちのクレジットカードについて確認することから始めましょう。もしかしたら あなたが持っているクレジットカードの中でも 意外なカードに充実の海外旅行保険が付いているかもしれません。
おわりに
万が一の時に必要になる 海外旅行保険。
今回は 海外旅行保険付帯のクレジットカードの中で 年会費無料のものからリーズナブルな年会費のものまで おすすめのクレジットカードをご紹介しました。
ここで "そもそも 旅行会社の海外旅行保険とクレジットカード付帯の海外旅行保険とはどう違うの?"と思われた方は 参考までに前回のブログをどうぞ。
クレジットカード付帯の海外旅行保険でも ある程度の保証内容を確保することができます。このため 僕たちのように節約派の方にとっては 年会費無料のクレジットカードは強い味方になってくれることでしょう。
とりあえず 僕たちは 浮いたお金で 現地でビールでも飲もうと考えています(笑)。
それでは 本日もお付き合いいただき ありがとうございました。