2015年11月 1TL≒42円
この記事の目次
はじめに
アンタルヤは 周辺に点在する 古代ローマ時代の遺跡巡りへの 起点ともなる街。いくつもの魅力的な遺跡がありますが その中で 今回は ペルゲ遺跡とアスペンドス遺跡へ出かけることに。
しかし この2つの遺跡...ツアーであれば 移動方法を気にせずに行くことができるけれど 個人で行くとなると 最近の情報があまりなくて困りもの。
おまけにガイドブックにも詳細が載っていなかったり...このため この2つの遺跡への移動方法をまとめてみました。
(下部にMAPあり↓)
ぺゲル遺跡とアスペンドス遺跡とは
ぺゲル遺跡の起源は明確ではありませんが 紀元前10世紀頃にはこの土地に町ができたとされているいます。その後 アレキサンダー大王の征服下に置かれ 聖書にも名前が残っている遺跡です。
アスペンドス遺跡も アレキサンダー大王の征服下にありました。神殿などがあった上市のアクロポリスと港があり輸送商業の中心だった下市があったとされています。現在は その当時の場外円形劇場が残っています。
アンタルヤ-ペルゲ遺跡の移動方法
ペルゲ遺跡行きのドルムシュ探し
遺跡散策へ出かける当日は 久しぶりの早起きをして 時間に余裕を持って 8:00前には滞在先の宿を出発することに。
ペルゲ遺跡 アンタルヤ遺跡へは どちらもドルムシュを使っての移動となります。どこを走っているか いまひとつ分かりにくい ドルムシュでの長距離移動...どうなることやら...
このため
まずはドルムシュの停まる場所探しから開始!
朝早くから働いている おじさま達に 旦那さんが どんどんと声を掛けていきます。
そうして見つかった 1番ご近所のドルムシュ乗り場がこちら(笑)↓
いやー...これは分からない...分かりっこない(笑)
遺跡への移動手段 ハードル高過ぎる(´Д` )!!!
何にも標識がないっていう以前に ここって 普通にただのお店ですよね?っていう(笑)この後の移動への"旅感"が 一気に高まりました。
そして ペルゲ遺跡行きのドルムシュへ乗車
8:15
519番AKSU行きのドルムシュに乗車 料金2.5TL(約110円)/人。
現金で乗車できましたが もしカードを持っていたら2.25TLで乗れるみたいです。
そして バスの中の液晶画面に 地図と現在位置が表示されているので分かりやすい...こういうのありがたい♡
8:50
AKSU到着。
9:15
AKSUから徒歩でペルゲ遺跡に到着。
AKSUの町からは ところどころに"Perge"の標識があるので 標識に従って歩いていきます。ペルゲ遺跡までの距離は2kmほどで ASKUの町の売店で水なども購入することができます。
ペルゲ遺跡の様子
ペルゲ遺跡の入口の 右手のチケットオフィスにて 2人分のチケットを購入。チケットも渋めでかわいい♡
チケット料金は ペルゲ遺跡 アスペンドス遺跡 どちらも20TL(約850円)/人。しばらく滞在して 他の遺跡も見るようであれば 他の場所も回れて 1週間有効のチケット(60TL/人)もあります。
入場ゲートはバーコード式...さすが観光大国トルコ!!
(もう言いたいだけ(笑))
ペルゲ遺跡は ローマ時代の都市がそのまま遺跡となっている 広大な敷地を誇る場所。実際の起源は明らかではありませんが 紀元前4世紀アレクサンダー大王の領土として歴史に登場。ローマ時代には小アジアにおける 原始キリスト教の重要拠点となった場所。
とりあえず 広いー...!!! 想像を超える広さです。
細かい装飾も素敵♡
11月でも 少し暑く感じるくらいで 遺跡に入ると 日差しを避けられる場所がほとんどないので
夏の時期には 日よけ対策と水分補給が必須です。
ペルゲ遺跡は 風化してしまっている部分が多いものの ここにお店があって 水路があって...などの想像をしながら 都市のスケールを感じられるので良かったです。
ペルゲ遺跡-アスペンドス遺跡への移動方法
次は アスペンドス遺跡行きのドルムシュへ乗車
11:20
ドルムシュ乗り場(これまた標識はなく...)から SERIK行きのドルムシュに乗車 料金6リラ(約250円)/人(番号不明です...)
このドルムシュ乗り場が これまたなかなか分かりづらくて...ドルムシュ乗り場と思われる場所で どのバスか探していると 目の前のレストランのおじさんが バスを停めてくれました。
しかも チャイまでご馳走してくれるという...
トルコの人たち...いい人過ぎる♪( ´▽`)!
11:55
SERIK到着。
12:00
10番HAL BELKIS BARAJ行き(アスペンドスとは書いていない)ドルムシュに乗車 料金2リラ(約80円)/人。
SERIKでドルムシュを降りたところと同じ場所で そのまま 次に乗るドルムシュに乗車できます。
12:30
アスペンドス遺跡に到着。
入場ゲートの前に停まるので すぐにチケットを購入し 入場できます。
アスペンドス遺跡の様子
アスペンドス遺跡の中の円形劇場は 紀元前2世紀に建設されたものだけれど そんなに昔のものだと感じさせないくらい ほぼ完璧な状態。
15000人を収容することができ 今でも実際に使われることのある劇場は 一歩足を踏み入れると 迫力と臨場感を感じて 鳥肌が立ちそうになりました。
観客席の上には アーチ型の天井が印象的な通路が どこまでも長く続いていて。あたたかい陽射しが差し込んで 日向ぼっこでもして のんびりしたい気分。
今までは 遺跡の中で修復箇所を見つけると どこか違和感を感じていたけれど。円形劇場は 残っている部分が多すぎて 修復箇所が馴染んで見えてしまうくらい。
上から眺めていると 周りにあたかも観客がいるように感じられました。
これにて 遺跡散策終了です。
アスペンドス遺跡-アンタルヤ カレイチへの移動方法
最後は カレイチ行きのドルムシュへ乗車
13:30
アスペンドス遺跡を出て すぐのところから (ゲートがいくつかあるので 詳細は聞いてみてください...)10番D.HASTANESI OTOGAR ASP HASTANESI行きのドルムシュに乗車 料金2リラ(約80円)/人。
13:50
SERIK到着。
14:00
ANTALYA OTOGAR行き(アンタルヤ カレイチへは行かない)のドルムシュに乗車 料金7リラ(約300円)/人(番号不明です...)
15:00
アンタルヤ カレイチ近くの道端で途中下車。
15:15
MC12番のドルムシュに乗車 料金2リラ(約80円)/人(行き先不明です...)
15:45
アンタルヤ カレイチ到着。
朝早くから出発して 遺跡の散策はどちらも1時間程度とそこまで長くはなかったものの(同じ場所に長くいられない2人...)いろんな人に尋ねたり 乗り換えたりしているうちに あっという間に 1日がかりの観光となってしまいました。
それぞれのドルムシュ乗り場や遺跡の場所はこちら↓
(赤いマークをクリックすると詳細が出ます)
今回の遺跡散策を終えて...
ある程度調べて あとは場当たり的に行ってみた 今回のペルゲ遺跡とアスペンドス遺跡。
途中で ドルムシュ乗り場が分からずに尋ねると 尋ねた相手が分からなくても 他の人に聞いてくれたり。ドルムシュ乗り場近くのレストランで どのバスか尋ねると"バスを停めてあげるから ここに座って待ってて"と レストランの席を貸してくれ チャイを出してくれたり。道を歩いていると 工事現場のお兄さんが"トルコへようこそ"と声を掛けてくれたり。
遺跡ももちろん鳥肌が立つような感覚もあって 素晴らしかったけれど...それよりも トルコの人たちの穏やかさや 優しさを感じることができ 感謝の気持ちでいっぱいになった1日。
あらためて"私も日本に帰ったら 旅行者の人にもっと優しくしよう"なんて しみじみ思ったのでした。
トルコ バックパッカーは16日間でこれだけ使いました↓
江里