2016年1月 1RM≒28円
こんにちは えだ旅(@edatabi_jp)です。
皆さんは マレーシアにあるイポーという都市を聞いたことがありますか? 私たちは 世界一周に出るまで 聞いたことがありませんでした。
私たちがイポーのことを知ったのは この旅で知り合った おいしいもの好きの旅人さんの "2人ともおいしいものが好きだから マレーシアに行くなら ぜひイポーにも行ってみて!"という一言からでした。そして "彼が言うなら間違いない!"と 2人とも行くことを決めたのでした。
そんなイポーは マレーシアを代表する美食の街と言われ ただでさえ食事のおいしいマレーシアの中でも 特に食事がおいしく しかもクアラルンプールよりもリーズナブルなのが嬉しい♡
それでは 今回は イポーのリーズナブルでおいしい おすすめ食事スポットとカフェについてまとめてみました。
美食の町 イポーってどんなところ?
マレーシアで3番目に大きな都市であるイポーは ガイドブックには少ししか載っていなかったりもする場所ですが 美食の街として知られ おいしい食事を食べるためだけに クアラルンプールから向かう人もいるそう。
イポーが美食の街と呼ばれる理由は ①周囲の山々からアルカリ成分が多く含まれた綺麗な水が豊富に湧き出していること ②中華系の住民が70%という高い割合を占めているため その食へのこだわりからおいしい料理が生み出されていったこと が挙げられます。
そんなイポーでは 活気のある大衆食堂や スイーツを扱うお店など 食のバライティも豊富。おいしい物が食べたい方には ぜひおすすめしたい街なのです。
イポーへの行き方
今回は クアラルンプールからの行き方をご紹介。クアラルンプールからイポーへは バスかマレー鉄道で向かうことができます。
バスで向かう場合
クアラルンプールの”Puduraya station(プドゥラヤバスターミナル)"から長距離バスに乗り イポーの"Terminal Amanjaya(アマンジャヤ バスターミナル)"へ。所要時間は約3時間半 チケット15RM(420円)前後。
アマンジャヤからイポー市内までは距離があるため タクシーあるいはバスなどでの移動が必要です。
マレー鉄道で向かう場合
クアラルンプールの"Kuala Lumpur Sentral Railway Station(KLセントラル駅)"から ETSに乗り"Stesen keretapi Ipoh(イポー駅)"へ。所要時間は2時間半 チケット25RM(700円)。私たちはこちらを利用しましたが 乗り心地も快適でした。
イポーの場所はこちら↓
それでは 次からは いよいよイポーのおいしい食事スポット+カフェのご紹介です。
イポーのおすすめ食事スポット+カフェ
イポーで紹介するお店は以下です^^
- Lou Wong Tauge Ayam(老黄芽菜鸡)
- Restoran Xin Quan Fang(新泉芳咖哩麵茶餐室)
- RESTORAN TUCK KEE(徳記茶餐室)
- Kedai Kopi Weng Seng(永成茶餐室)
- Restoran Thean Chun(天津茶室)
- OLD TOWN WHITE COFFEE(オールドタウン ホワイトコーヒー)
- FUNNY MOUNTAIN SOYA BEAN(奇峰豆乳花)
Lou Wong Tauge Ayam(老黄芽菜鸡): 鳥とモヤシ
イポーで有名な食べ物と言えば "Tauge Ayam(タウゲアヤム)"。それぞれマレー語で Tauge=もやし Ayam=チキンを意味しています。
イポーのもやしは 綺麗な水と土壌のおかげで 太くてシャキシャキ感があり とてもみずみずしいんです。それに 甘辛いタレと合わさった ジューシーで柔らかい地鶏ときたら...ぜひイポーで食べていただきたい一品。
タウゲアヤム待ち中...スタッフさんもテキパキ動いています。
出てきたもやしは 見るからにシャキシャキ感が伝わってくる雰囲気。
地鶏もほぼ同時に出てきます。このタレがなんともおいしいんです♡
もやしと地鶏にプラスして 主食としてチキンの出汁で炊いたごはんか チキンスープの麺が選べます。
お料理がずらりと並んで 思わずご満悦な表情に(笑)
そして ドリンクも頼んで 2人でお腹いっぱい食べても 合計26RM(728円)。このリーズナブルさがお財布に優しい。こちらのお店は 滞在中に2回お邪魔することに♡
なお こちらのお店は地元でも人気のレストランのため 夕食時にもなると店内は満席状態。お客さんの回転は速いですが 少し早めの時間に行かれることをおすすめします。
電話番号: +60 5-254 4199
HP: Restoran Tauge Ayam Lou Wong
営業時間: 10:30-2:30
地図マーカー: A
Restoran Xin Quan Fang(新泉芳咖哩麵茶餐室): カリーミー
カリーミーがおいしい こちらのお店"Restoran Xin Quan Fang"。カリーミーとは ココナッツミルクを使ったカレースープに麺が入ったもの。カリーミーはクアラルンプールでも食べられますが こちらのカリーミーはとても濃厚なお味。
チェンマイでも同じようなカレースープの麺(カオソーイ)がありますが どのお店を食べ比べしても こちらのカリーミーにはかないませんでした。それぐらいおいしいです。
ここで どんどんカリーミーが作られていきます。
お店の中もローカルな雰囲気。いつも満員御礼状態です。
しばし カリーミー待ち中...どんな麺が来るのかな?
そして 出てきたカリーミーがこちら。見るからに濃厚な感じが そそります♡
スープはココナッツミルクでまろやかだけれど スパイスがたくさん入って奥深くて。じっくり焼きあがった手作りチャーシューも香ばしく 旨みがぎゅっと詰まって くせになるお味。
麺はビーフンと普通麺の2種類があり しっかりスープを吸ったビーフンとたまご麺の風味が両方味わえる ミックスがおすすめです。これで 1杯6RM(168円)。とても美味しいカリーミーに こちらも滞在中に2回お邪魔してしまいました。
ドリンクのメニューと価格はこちら。
なお こちらのお店は 砂糖抜きのミルクティー"Teh C Kosong(テーシーコソン)"もおいしいので ミルクティー好きの方にはおすすめです。
電話番号: +60 16-531 4193
HP: 不明
営業時間: 7:30-13:00(売り切れ次第終了)
地図マーカー: B
RESTORAN TUCK KEE(徳記茶餐室): 麺料理
次にご紹介するのは 滑蛋河(ワンタンホー)チャンピオンに輝いた 麺料理の有名店"RESTORAN TUCK KEE(徳記茶餐室)"。特に 卵の乗った"月光河(ユーコンホー)"とチャンピオンにも輝いた"滑蛋河(ワンタンホー)"がおすすめ。
この時は18:00頃にお店に到着しましたが 店中にはお客さんがたくさん。もしかしたら入れないかな...と思ったものの 斜め向かいのお店も同じお店とのことで すんなり席に案内してもらえました。
なお 写真を撮るのを忘れましたが メニューにはいろいろな麺料理の写真と価格が載っていて 注文用紙に料理の個数を記入してオーダーするスタイル。これなら 英語が苦手な私たちでも安心(笑)♡
麺をオーダーして ビールを飲みながらしばらく待っていると"月光河"の登場。見た目的にすごく濃い味付けかと思いきや 深みがあるのにとても食べやすく 卵と絡めるとまろやかさが絶妙。これは クセになる味。1皿7.42RM(207円)。
次に運ばれてきたのが "滑蛋河粉"。実は少し少食気味の私たちは "2皿も頼んで 食べられるかな...?"なんて思っていたけれど そんな考えをあっさり吹き飛ばすくらい 優しいあんかけが滑らかな麺に絡んで つるつるとあっという間になくなってしまいました(笑) 1皿6.36RM(178円)。
他のお店よりも価格はやや高めにはなりますが イポーを訪れた際には ぜひ1度食べてみていただきたいお店です。
住所: 61, Jalan Yau Tet Shin, Taman Jubilee, 30300 Ipoh, Perak
電話番号: +60 5-253 7513
HP: Restaurant Tuck Kee | Facebook
営業時間: 17:00-0:00(水曜定休日)
地図マーカー: C
Kedai Kopi Weng Seng(永成茶餐室): エッグタルト
こちらのお店では 店頭のレトロなショーケースの中には おいしそうなスイーツがたくさん。その中でも 特に人気なのがエッグタルトで 朝から行列ができるほどの人気ぶりだそう。
この日は朝早めの時間に到着したので エッグタルトもたくさん並んでいましたが 1日に約600個(週末には1,000個以上)ものエッグタルトが売れるため 日によってはお昼過ぎには売り切れるとのこと。
そんなこちらのエッグタルトは コロンとしたフォルムにカスタードがぎっしり。少しずっしり感じてしまうくらいの重さだったけれど 甘さが控えめなので パクパク食べられてしまいます。
そして ポルトガルのものに比べると生地がしっかりタイプなので 焼き立てではなくても あまり食感が変わらなそうな所は高ポイント♡ポルトガルのものがお酒に合ったのに比べて こちらはお紅茶やコーヒーといただきたい感じでした。1個1.5RM(42円)。
電話番号: +60 17-592 8303
HP: 不明
営業時間: 7:00-15:00(売り切れ次第終了)
地図マーカー: D
Restoran Thean Chun(天津茶室): カスタードプリン
プリンの看板が目印のこちら。その看板の通り お目当は...
次にご紹介するのも イポーのおいしいスイーツ。イポーの喫茶店でしばしば見かける 懐かしい味わいのカスタードプリン。そんな中 こちらのお店の中はお客さんがたくさんで とても活気にあふれています。
冷たいプリンをひと口食べると 暑い日差しの中で高くなっていた体温がすーっとひいていきます。新鮮な卵を使ったプリンは 手作り感溢れる素朴な味わい。カラメルソースの甘さもちょうど良く 疲れが癒されます♡1個2.5RM(70円)。
そして 後日 "Sin Yoon Loong(新源隆茶室)"にもおじゃますることにRestoran Thean Chunのほうが 少しだけ固めで 少し甘さが強め。Sin Yoon Loongのほうは 柔らかめで 少し甘さ控えめでした。どちらもおいしかったのですが この時は少しお疲れ気味だったのか...2人とも Restoran Thean Chunの甘いプリンのほうが好みでした。
電話番号: +60 5-255 3076
HP: 不明
営業時間: 9:30-16:00(水曜定休日)
地図マーカー: E
OLD TOWN WHITE COFFEE(オールドタウン ホワイトコーヒー)
この日のカフェタイムは イポー発祥のホワイトコーヒーのお店へ。
マレーシアでしばしば目にするホワイトコーヒーは イポーの"南香茶餐室"というお店から生まれたもの。その後 南香茶餐室の一族で喫茶店チェーン店 "Oldtown White Coffee"を作りました。そんなわけで 南香茶餐室へ行くつもりが 夕方に到着したため もう店じまいとのこと...このため イポーにある Oldtown White Coffeeへおじゃますることに。
お店の壁のグラフィティもおしゃれです。
ホワイトコーヒーとは 当時砂糖 マーガリン 小麦を入れてコーヒー豆を焙煎していたものを 少量のマーガリンのみで焙煎したもの。このため ホワイトは中国語の白=何も加えていない(この場合"マーガリン以外何も加えていない")から来ているそう。
コーヒーに加糖練乳を加えたホワイトコーヒーは 味は濃厚で香り高く 苦味が少ないのでコーヒーが苦手な人でも飲みやすい味。
こちらのお店はお食事のメニューもあり ファミリーレストランとカフェの間のような雰囲気。Wi-Fiもサクサクな環境は のんびり調べ物をしたい長期旅行者にもおすすめです。2杯で合計12.1RM(338円:税込み)。
後日 "南香茶餐室"のお向かいにある "Sin Soon Loong(新源隆茶室)"へおじゃましましたが ホワイトコーヒー自体はそちらの方が好みかも♡そちらはWIFIなしですが お財布に優しいローカル価格でした(上記で紹介した 柔らかめのプリンのお店です(地図マーカー: F))。
ホワイトコーヒーは まろやかな甘みが補給できるので 町歩きに疲れた時にもぴったりかと思います。
電話番号: +60 17-212 4873
HP: Oldtown | Aroma of Good Times
営業時間: 8:00-0:00
地図マーカー: G
FUNNY MOUNTAIN SOYA BEAN(奇峰豆乳花): トウファー
最後にご紹介するのは 中国系の人が大好きなおやつでもある 豆腐花のお店"FUNNY MOUNTAIN SOYA BEAN"。家族で経営しているこちらのお店は 店構えこそ小さいものの 伝統的な作り方で作られた豆腐花や豆乳は安くておいしいとイポー市外のマレーシア人にも有名だそう。
メニュー表はこちら。豆腐花1.2RM(33円) 豆乳小瓶2.5RM(70円)と お値段もお手ごろ価格なのが嬉しい。
お持ち帰りした豆腐花がこちら。豆腐花にかけるシロップは 普通のものから 黒糖シロップ 生姜シロップ 豆乳などから選べます。ひと口食べると とてもまろやかで滑らかな口溶け。豆腐独特のクセのようなものもなく とても食べやすくておいしいです。
今回は試していませんが 豆乳は中華圏で飲まれるような甘い味の豆乳だそうです。
おおむね お昼頃にはお店は開いていましたが 売り切れ次第終了(夕方には閉まっていることがしばしばでした)のため 早めの時間に行かれることをおすすめします。
電話番号: +60 12-516 1607
HP: Funny Mountain Soya Bean & Tau Fu Fah | Facebook
営業時間: 10:30-18:00(売り切れ次第終了)
地図マーカー: H
補足: イポーの観光について
毎食どこに行こうか悩んでは 食べてばかりだった イポーでの毎日。そんなイポーの街では 観光名所はそんなにないものの いろんな場所でほっこりするようなグラフィティを見ることができます。
おっとっと...気をつけて...
しっかり食べたら 食後の運動。みんなで何回飛べるかな?
もし イポーを訪れることがあれば 皆さんもこんな風にお気に入りのグラフィティを探してみてはいかがでしょうか。こんなところに! というような場所にもあったりするので 探しているとお散歩もはかどりますよ♡
今回 紹介したお店の地図
まとめ
おいしいものがたくさんで "いる間に食べないと"なんて 毎食しっかり食べてしまった イポーでの日々。まだまだ行きたいお店はたくさんあったけれど 3食しっかり食べたら限界な私たちは 3泊4日ではイポーグルメは食べきれなかったのでした。
また行きたいな イポー。タウゲアヤム食べたい。
そんな タウゲアヤムへの思いを抱きつつ 辛子明太子を食べる 今日この頃です(笑)
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