2015年5月 1US$≒124円
はじめに
世界一周の旅を始めて 早1年4ヶ月。
長期に旅をするとなると どうしてもお財布の紐が固くなってしまうもの。毎日の宿泊場所 食べるもの 時間の過ごし方などなど...短期旅行の時のように 思ったようにできないこともしばしば。
でも ガマンをしてばかりでは せっかくの世界一周なのにもったいない。だから 節約をする時はしっかり節約 贅沢をする時は思いっきり贅沢を♡
そんなモットーのもと 急に贅沢に目覚めた 2015年お誕生日月間。この頃 旅に出て5ヶ月目。節約モードになり過ぎて プチ贅沢の加減が分からなくなった私たち。
そんなわけで。
行ってみました。
カリブ海クルーズ*\(^o^)/*!!!
とは言っても 実は思ったよりもリーズナブルだったりする 憧れのクルーズの旅。それでは 今回から数回に分けて バックパッカーが行く! カリブ海クルーズの様子をお届けします。
- カリブ海クルーズの記事一覧
準備編:実は意外にリーズナブル!? カリブ海クルーズ 準備編⇦今回の記事
その①:はじめての豪華客船 乗船1日目
その②:目が覚めたら目的地!? 乗船2-4日目
その③:このまま日本に帰りたい!? 乗船5-7日目
まとめ記事:豪華客船でも意外とリーズナブル クルーズを楽しむための情報(チケット準備 寄港地情報 体験記) まとめ
カリブ海クルーズについて
カリブ海クルーズってどんなもの?
カリブ海クルーズとは カリブ海を大型客船で回るもので 期間によって異なりますが 主に西カリブ海を周るものと東カリブ海を周るルートに分けられます。クルーズの設定期間は短いもので3日4日 長いものでは10日以上と期間もさまざま。
カリブ海は「クルーズ発祥の地」とも言われ 世界三大クルーズエリア(この他に 地中海 アラスカ)の中でもひときわ人気のあるエリア。そんなクルーズでは カリブ海の年中温かい気候のもと 美しいカリビアンブルーの海や 陽気なラテンミュージックと濃いめのお酒(テキーラやラムなど) 時には遺跡も楽しむことができます。
日本では"クルーズ=お金持ち"なイメージな方も多いかもしれません(私だけかも...(笑)?) 。しかし アメリカでは"休暇の際にクルーズで楽しむ"という過ごし方が 身近なものとして定着していて たくさんのクルーズ会社がしのぎを削っています。
このため 最近では格安料金を設定しているものも多く カジュアルにクルーズを楽しみたい方にはオススメなのです(カジュアル=リーズナブル...ここが大切(笑)♡)
どんなクルーズ会社があるの?
少し興味が出てきたかも...それでも たくさんのクルーズ会社があって どれが良いのか分からない...そんな方の参考になりますように という思いを込めて ざっくりとしたクルーズ会社別の内容をご紹介。
他にも数社のクルーズ会社がカリブ海クルーズを就航しているようですが 私たちが悩んだメジャーなクルーズ会社を例に挙げてみました。
Royal Caribbean(ロイヤルカリビアン)
世界最大規模のクルーズ船Oasis of the Seas(オアシスオブザシーズ)とAllure of the Seas(アリュールオブザシーズ)を所有しており その規模の大きさの分 船内でのアクティビティの選択肢が充実(船内にジップラインがあったりするそう(驚)!!)
下記のカーニバルクルーズラインやノルウェージャンクルーズに比較すると 価格はやや高くなるけれど その分食事もおいしいとの評判あり。
公式サイトはこちら: Royal Caribbean
Carnival Cruise Line(カーニバルクルーズ)
世界最大のクルーズ会社であり「楽しいクルーズ」をモットーにしたクルーズを展開し ショーも比較的充実しているのが嬉しい。また 他社に比較して リーズナブルな価格でクルーズを提供しており(1泊あたりにすると40-50US$程度のものも)気軽にクルーズを楽しみたい人にはオススメ。
一方 "食事が合わない"と感じる日本の旅行者の方もいるそう。
公式サイトはこちら: Carnival Cruise Line
Disney Cruise Line(ディズニークルーズ)
ディズニーファンの人には ディズニーキャラクターと一緒にクルーズに行けるという ワクワクが止まらなそうなクルーズ。ディズニーキャラクターがモーニングコールをしてくれたり ディズニークルーズに乗った人だけが行くことのできる カリブ海に位置する"キャスタウェイケイ"というディズニーのプライベートアイランドもあるそう。
ただし ディズニー好きな人がメインターゲットなだけあり 子供連れの旅行者が多いとのこと。今回はせっかくの初クルーズのため 船内でゆっくりとクルーズを楽しみたいということと 私はディズニーにはそこまで興味がないという...(ここが1番大切...)
公式サイトはこちら: Disney Cruise Line
Norwegian Cruise Line(ノルウェージャンクルーズ)
ノルウェージャンクルーズの特徴は「Freestyle Cruising(フリースタイルクルージング)」つまり レストランの食事時間も ドレスコードの指定もなく「それぞれ自由に過ごしていいよ」というクルーズスタイル。たしかに ドレスコードがないのはありがたい... でも ドレスコードがない分 逆にどうしていいか分からない...クルーズ慣れしていない感ぷんぷんな私たち。
この旅で ドレスコードなんて味わう機会もなかなかないので せっかくなら味わってみたい...
公式サイトはこちら: Norwegian Cruise Line
というわけで いろいろと挙げてみましたが 今回 私たちが選んだのは
カーニバルクルーズ♡
クルーズと言っても 一気にラグジュアリーな雰囲気は身なりがついていきません(笑)価格もできればリーズナブルに抑えたい...そんなバックパッカー的な視点で ゴージャスよりもコスパ重視で選択してみました。
今回のクルーズルートはこちら
この後 世界一周の中でメキシコやベリーズには行くつもりだったため 東カリブ海クルーズに行きたかったけれど...時期の合うものがなく...今回は 今後の旅の下見も兼ねて(という理由で納得することにして(笑))西カリブ海を周るルートにすることに。
このため 今回のルートは マイアミ港を出港し 7泊8日で西カリブ海を周るコースとなり 下記のルートで周遊することとなりました。
Day1 マイアミ港を出港(地図マーカー:A)
Day2 船上
Day3 コスメル島,メキシコ(地図マーカー:B)
Day4 ベリーズシティ,ベリーズ(地図マーカー:C)
Day5 ロアタン島,ホンジュラス(地図マーカー:D)
Day6 グランドケイマン,ケイマン諸島(地図マーカー:E)
Day7 船上
Day8 マイアミ港へ帰港(地図マーカー:A)
クルーズに向けて準備したこと
クルーズの予約と支払い等の手続き
今後の世界一周の予定と クルーズの日程調整し どうせなら旦那さんのご両親も誘ってみよう!という話に。そして 誘ってみたところ あっさりと「行くねー」との返答。さすがフットワークが軽い...
こういう旦那さんが育つのもうなずけます(笑)
そして その後は ご両親が日本からツアー会社とやりとりをしてくれて
見事 チケットゲット!!
予約確定後は ご実家には書類を郵送。こちらにはPDF書類を送ってもらい確認...という流れに。私たちの場合は 諸手続きはほぼご両親が代行してくれた形となるため 日本での予約が難しい方は クルーズに参加する場合 手続きに少し手間が取られるかもしれません。
気になるクルーズの料金は 後ほど♡
ご両親と待ち合わせ
クルーズ数日前に マイアミ空港でご両親と合流。その後は 4人でアパートメントに滞在し クルーズの準備とマイアミ観光をすることに。
マイアミ空港でお出迎えの様子
マイアミで滞在したアパートメント ダイニングの様子
この時の滞在先「Habitat Residence(ハビタット レジデンス)」
こちらは 2LDK バストイレも2つ ウォークインクローゼットもあったりする とても広くて清潔なアパートメント。ドライヤーやアイロン 洗濯機があるのはもちろん 冷蔵庫には自動の製氷機が付いていたりして 設備は文句無しの快適さ。スーパーまでも徒歩5分程度で便利が良かったです。
4人で1室使用で199US$(24,079円)/アパートメント/1泊
予約の前に まずはサイトで価格を比較♡
Booking.comでの空室確認はこちら
Agodaでの空室確認はこちら
クルーズ用の服の準備
世界一周も5ヶ月を過ぎ 私たちの手持ちの服はボロボロに...また カーニバルクルーズでは ディナーにドレスコードのある日もあるため マイアミ滞在中にクルーズ用の服を準備することに。
マイアミには 巨大なアウトレットやショッピングモールがたくさん。びっくりするくらいの価格で 服だったり 雑貨だったり...いろいろと準備することができます。
これで 合計200US$(約24800円)程度 なくしてしまったサングラスも手に入れることができてほくほく♡
クルーズのメリットとデメリット
まずは クルーズのメリットから
乗っているだけで 移動ができる
普段 どこに行くにも 重いバックパックを背負って移動しなければならない 私たちにとって"荷物を乗せたままで 眠っているうちに移動ができる"なんて夢のような話(大げさかもしれませんが...それぐらい バックパックでの移動は腰が重くなる私(笑))これは...試してみたくなるというもの♡
船の中でも 楽しめることがたくさん
クルーズ船の中には さまざまな施設が充実。
大小さまざまなプールがあったり 船内では毎日本格的なショーが行われたり 時にはジムで身体を鍛えることも。また 船内にはバーもあり お酒を飲みながらくつろいだり お買い物を楽しめるショップもたくさん。船内は まるで動く町のようで 探検をしてみるだけでも楽しい。このため 1日船の中にいる日も 飽きることなく 楽しく過ごすことができました。
実は意外にリーズナブル!?
ここが1番大切(笑)!
"実は意外にリーズナブル"という理由は クルーズの料金には クルーズ中の全ての食事代が含まれているから。アメリカで外食をすると ランチでも1食1人10-15US$をオーバーすることも。それが 1日3食(というか おやつも入れると4-5食...)食費を気にせず 好きなものを食べることができる...
しかも 夜はコース料理♡
宿泊費に関しても アメリカで2人で宿泊すると 宿泊費は50US$/1泊程度になってしまうもの。また グランドケイマンやロアタン島など なかなか行きにくい マイナーな場所への交通費は どうしても高くなってしまいがち。この宿泊費+移動費も クルーズ料金でまかなえてしまう。このことを合わせて考えると...クルーズ中の生活水準で過ごしていると いくらかかってしまうか分かりません。
例)マイアミ-グランドケイマン島 航空券150-250US$(約16500-27500円)
これらを踏まえて 今回の料金を見てみると
クルーズのみの料金(海側窓付き) 1人あたり560US$(約69440円) これに港湾使用料159US$+政府関連税135.06US$+船上チップ84$が事前に追加料金としてかかるため
1人あたり938.06US$(約116,320円)
日割りにすると 1人あたり約117.26US$(約14,540円)
決して安くはないけれど...
思ったより リーズナブルかも!!
というのが 正直な感想でした。
(チップがなければ もっとリーズナブルだけど...(笑))
私たちが利用したのはこちら→ クルーズ専門旅行会社 ベストワンクルーズ
こちらの旅行代理店では 数多くのクルーズ会社と提携しており リーズナブルなプランもたくさん。いろんなプランを見比べられたり 日本語で問い合わせができるのも嬉しい。言葉が心配な方は 日本語スタッフ付きのツアーも選べます。
なお さすがチップの国アメリカ。
チップが先に徴収されてしまうのが 腑に落ちない部分ではありますが...その分 船内でサービスを受けてもチップを払う必要はありません。また チップを先に徴収されている分 スタッフもそれ相応にサービスを提供する必要が生じるため サービスも質も保たれます。
これは チップのシステムに慣れていない私たちにとって クルーズ中の小さなストレスを感じなくて良かったので...納得...することにしました(笑)
次に クルーズのデメリット
船酔いが気になる...
乗り物酔いをすることがある場合は 長時間船に乗っていることが不安な方もいるかと思います。客室のある位置にもよりますが(一般的に高層階の方が揺れやすいそう)波が高い日や 速度を出しての移動の日は わずかに揺れを感じた程度で 乗り物酔いをしやすい旦那さんでも 酔うことなく元気に過ごせました。それも 毎日お酒をたくさん飲んでいて バスなどではきっと酔っていただろうコンディションでも大丈夫だったという(笑)♡
なお 船酔いが不安な方は 酔い止め持参が1番ですが 万が一の場合は救護室でもらうこともできます。
英語での対応が不安
クルーズ中は英語でのコミュニケーションがほとんどで 不安に感じる方も多いかもしれませんが...クルーズ中は 客室の清掃担当スタッフや レストランの担当スタッフはずっと同じ。このため クルーズ期間が長くなるにつれて 顔見知りになり サービススタッフにこちらの好みも把握してもらえるので コミュニケーションはぐっととりやすくなっていきます。
そして スタッフはアジア系の方が多く 第一言語が英語ではない地域の方が多い印象。ややゆっくりめの英語になるので 聞き取りも少ししやすくなるかと思います。
そのうち 船の中ですれ違っただけで 声をかけてもらえるようになったりして"さすがプロだなぁ..."なんて 感心することもしばしばでした。
最後に
クルーズについてまとめ始めると...予想外のボリュームに...船内の様子まで追いつかなくなってしまいました...あらら(´Д` )!!
もしも 船内の様子を楽しみに読んで下さった方がいましたら(いることを祈りつつ...)次回はようやく 実際にクルーズ船に乗ってみた時の様子をまとめたいと思いますので 懲りずにお付き合いいただけると嬉しいです。
次回の カリブ海クルーズ その①はこちら↓
カリブ海クルーズのまとめ記事はこちら↓
それでは 今日も良い1日を。
江里