はじめに
リスボンでは 暮らすように旅をした 僕たち。
のんびり ゆっくり過ごしていましたが そうこうしているうちに 案の定 時間が押し気味になってきてしまいました(笑)。ということで 友人たちとの待ち合わせに合わせ 再びスペインへ戻ることに。
友人との待ち合わせ場所はバレンシアです。ちょっとその前にグラナダという街へ寄り道をすることにしました。その理由は 美味しいバルがたくさんある街という噂を聞いたから。美味しい料理とお酒には めっぽう弱い 僕たち。旅のルートも 食べたいものや飲みたいお酒 胃袋の赴くままに選びがち(笑)。
また グラナダは イスラム教 キリスト教のどちらの統治も受けた都市。そんなグラナダには イスラム建築の最高傑作とも言われる世界遺産 アルハンブラ宮殿があるとのこと。なかなか観光をしない僕たちでも おのずと期待が膨らんだのでした。
それでは 今回の旅の日記は やっぱりバルを巡る旅 アルハンブラ宮殿のイスラム建築にも感動のグラナダ編です。
今までの旅の日記はこちら↓
実際の様子(2015.08.18-21)
08.18
スペイン グラナダ。
イベリア半島における イスラム最後の砦。
イスラム教とキリスト教が交わり 建物の様式もぐちゃぐちゃ。スペイン コロニアルと イスラムの入り組んだ路地が絶妙なバランス。そんな楽しげな街。
ここでは 3泊と短い滞在です。
by 勝法
そして グラナダのバルは 飲み物1杯に無料のタパスが1皿付くことで有名。そんな場所なら バル巡りしちゃいますよね。
1皿目 小アジのフリット
by 勝法
リスボンから夜行バスに乗り お昼前に無事グラナダに到着しました。
スペインは マドリッドに短く滞在した時ぶり。
スペインでは バル巡りが目的の私たちは お昼を食べにさっそくバルへ出かけることに。前回のマドリッドでも 飲み物を頼むと無料のタパスが付いてきて わくわくでしたが... ここグラナダでは なんと飲み物を頼むごとに 新しく違うタパスを追加で出してくれるのです(←マドリッドでは 最初の飲み物だけタパス付き)。
なので ビールを2杯頼むと タパスも無料で2皿食べることができてしまうという なんともお得なシステム♡
しかも タパスの量も多くて(写真の魚の揚げ物が無料のタパス) ビールを2杯 タパスを2皿食べるとお腹いっぱいに。
グラナダ...早くも"いい場所リスト"に追加決定です(笑)。
by 江里
08.19
今日は 朝早く起きてアルハンブラ宮殿に行く予定が 前の日に遅くまで飲んでしまって やっぱり朝寝坊。なので お昼頃からバル巡りをすることに...(←決して意図的ではありません(笑))。
今日は グラナダでも有名な"Los Diamantes"というバルへお出かけ。
by 江里
こちらのタパスのおすすめは マッシュルームとガーリックの炒め物。1皿目の無料タパスは魚のフリット 2皿目の無料タパスはpicのリゾットとパンで どちらもおいしくて。
ビール4杯にマッシュルームの炒め物をオーダーして 無料タパスが2皿付いて 2人で約14ユーロ(約1,900円)。そして 2件目にも行ってしまったのでした...
グラナダは バルのpicしか残せない予感です...
by 江里
ただタパ 2皿目 リゾット。
by 勝法
こちらのお店でも ビール1杯につき 無料でタパスをいただくことができます。今回は パエリアとバゲットでした。
これだけで おつまみは十分です。
08.20
たまには 今回の旅行に持ってきた 大好きなもの。
Aesop:フェイススクラブ,ハンドクリーム
NEAL'S YARD:アロマオイル(ラベンダー,シトロネラ)
MOROCCAN OIL:ヘアトリートメント
どれも 日本から使っているもの。
直接 旅に必要な物ではないし 荷物にもなるのでどうしようか...なんて 最後のパッキングまで悩んだのを思い出します。
でも 南米以降は陽射しと乾燥がとても強かったので 肌に髪にと保湿に大活躍。少し寝つきの悪い日は 香りで落ち着いたり。アロマオイルは 疲れた時にラベンダーをシャンプーに入れてリラックスしたり キャンプの時や虫の多い地域では シトロネラをお湯に入れたり カーテンにつけて 身体に優しく虫除けしたり。
アメリカで ご両親にお会いした時にも持ってきてもらったので 少しづつ ここまで切れることなく使えています。
くしゃくしゃになっているのも いつもどこでもバックパックで一緒にいる証。
新しいものに 柔軟に。
そして 大好きなものは 大好きなままで。
これからも 楽しみながら旅をしていきたいな。
パーカーは 昨日旦那さんが"秋支度に"と買ってくれた H&Mのもの。寒いのは得意ではないけど 秋が来るのが 少し楽しみになりました。
by 江里
先日 アルハンブラ宮殿へお出かけ。
どこにどれぐらい滞在するかが いつも曖昧な私たちは チケットの事前予約をすることができず。当日券を求めて 早朝のアルハンブラ宮殿へ。
6:30には並んだほうがいいと言われたものの "そんなに早くなくても..."と思い 7:30にチケット売り場に到着。すると 200人ほどの長蛇の列が... ハイシーズンのヨーロッパ 甘く見すぎてました。
アルハンブラ宮殿の心臓部とも言われる ナスル朝宮殿への入場チケットは 午前の部 午後の部ともにすでにsold out。このため 3時間と少し並んで ナスル朝宮殿以外に入ることのできるチケットを購入したものの こちらも午後の部しか残っておらず また午後から出直すことに。入場できたのは 宿を出発してから10時間後でした。
2人で思ったこと: アルハンブラ宮殿は 今までで1番入場するのが大変。
早起きは三文の徳が 身にしみました。
そして 久しぶりの豆旦那さん。
by 江里
とりあえず 真実の口的な遊び方ではしゃいでみる(笑)。
カルロス5世の宮殿。
アルハンブラ宮殿は 13世紀にナスル朝初代王によって建設され それ以降歴代の王によって拡張が続き 7代王の時に完成に至ります。
当時 場内に2,000人以上の人が暮らしていたそう。
広い敷地内には さまざまな建築物に加え 写真展示や博物館があったり なにげなくある植物もきちんと管理がされていて。寄り道しながらのお散歩が楽しくて 見ごたえ十分な場所でした。
by 江里
カルロス5世の宮殿の中の様子。
どことなく コロッセオを彷彿とさせる円形の建物。時間とともに 光の差す方向が変わって 雰囲気が変わるから不思議。
青い空に 白い建物がとても良く映えていました。
by江里
バル巡り以外では アルハンブラ宮殿へ行ってきました。
スペイン イスラム期最後の王朝 ナスル朝歴代王の居城 イスラム芸術の頂点を極め イスラム文化の最高傑作といわれているみたいです。
by 勝法
アルカサバの中の様子。
アルカサバは アラブの軍事技術を集めて造られた 難攻不落を誇った要塞。遠くまで見渡すことのできる塔があったり こんな住居跡があったり。
迷路のようになっている建物は "次はどこに出るんだろう"と 歩いているだけでわくわく...♡
by 江里
最後は ヘネラリフェへ。
ヘネラリフェは ナスル朝の離宮で 代表的なイスラム庭園がある場所。美しい草木や花々に加えて 歩いているとどこかしらから聴こえる 噴水や水路を流れる水の音が心地良い。
by 江里
庭園に咲いていた コスモス。
夕方でも エネルギーたっぷりの陽射しを受けて いきいきと輝いて見えました。
by 江里
アルハンブラ宮殿では 今までに見てきた建築物には見られなかったくらい 繊細で華やかな装飾が印象的で。
光を通すと 美しいレースを眺めているようでした。
by 江里
08.21
この日は カフェで朝ごはん。
desayuno(朝ごはん)メニューは 大きなバゲットのトースト フレッシュオレンジジュースとカフェオレのセット。バゲットにはトマトペーストが付いていて 各自でのせるスタイル。塩 オリーブオイルを好みで足して食べると とてもおいしくて。
スペイン料理は すごくシンプルな味付けだけで こんなにおいしくなるんだ...と あらためて感じさせてくれる。目から ウロコが落ちる気持ちになる。
ふわふわミルクを入れてくれるカフェオレも とても優しい味で しあわせなひと時。
by 江里
この日は またまたバルへ夕食へ。
宿にキッチンが付いていなかったため 夕食はリーズナブルなバルでの食事となります。これはこれで良いですね。
そして 安定のマッシュルームのソテー。
ただ ガーリックでソテーしただけなのに とっても美味しい。
本日のただタパは エビのフリット。
このように タダでタパスが付いてきます。
1杯2ユーロ前後のビールと ただタパ。最強でした!
ほんと 南米よりも 南スペイン ポルトガルは物価が安いんじゃないかと思うくらいです。
by 勝法
アルハンブラ宮殿。
優雅な時の流れを感じられました。詳しい説明などは @erry57 をご覧下さい(笑)。
そして 今は 南スペインを出て オレンジとパエリアの故郷 バレンシアにきてます。ここでは 旅仲間との再会 トマト祭りに参加と楽しい事が目白押し。
by 勝法
グラナダのお土産屋さん。
立ち並んでいるお土産屋さんは どこもきれいなライトでキラキラ。またまた お持ち帰りしたい熱がふつふつしましたが 出発前にバルに寄り道したら 楽しくなって忘れてしまいました。
そして 昨日の夜行バスでグラナダを出発し 今朝無事にバレンシアに到着。バレンシアでは 久しぶりに旅仲間に再会したり 一緒にトマティーナに参加する予定なので 今から楽しみです♡
by 江里
最後に
毎晩 バル巡りばかりしていた グラナダ。
何と言っても 無料で絶品タパスが付いてくるシステムは 僕たちの心を踊らせました。日本にも取り入れて欲しい このシステム(笑)。あまりに楽しく飲める街だったため 日本に帰国してからも グラナダでのバル巡りのことを思い出しては スペインへ行きたくなってしまいます。
また イスラム建築最高傑作とも言われる アルハンブラ宮殿は どこを切り取っても美しく さすがの一言でした。とは言え チケットの購入の大変さは 世界一周の中でも上位にランクインすること間違いなし! いつか またグラナダに行くご縁があれば 今度はナスル朝宮殿にも入ってみたい...かな(笑)? と 若干躊躇してしまうくらいの大変さだったことを覚えています。
ぜひ 皆さんは 早めに予約をしてから訪れてみてくださいね。
それでは 次回の旅の日記は 南米で知り合った友人たちと久しぶりの再会 トマティーナでトマトまみれの バレンシア編をお届けします。
勝法 江里
<次回の旅の日記>
<前回の旅の日記>