2015年12月 1Euro≒132円 1クーナ≒17円
この記事の目次
はじめに
スプリトではキッチン付きの家に滞在。 魚市場や野菜市場で新鮮な食材を調達し美味しい海鮮三昧の日々。9日間暮らすように生活していました。
十分に羽を伸ばせたので次の国へ向かいます。
次の国は クロアチアからアドリア海を挟み対岸のイタリアです。陸路移動も可能だったのですが どうせなら船で渡れないかと調べてみたところ オフシーズンでもフェリーが出ているとのこと。
”アドリア海を船で渡り国境越え”
このロマンをそそるフレーズを実感したく 半ば強引にフェリーでアドリア海を渡りました。その時の様子をまとめてみました。
ちなみに スプリトでの快適 滞在先情報はこちら↓
スプリト-アンコーナへの移動方法
スプリト-アンコーナ間の移動は大きく分けて2通りあります。
・陸路を長距離バスや鉄道を使い移動する
・アドリア海をフェリーで渡る
陸路での移動は乗り換えがあったり時間がかかったりするとのこと。そして 今回はどうしてもアドリア海を船で渡りたかったのでフェリーを選択しました。
スプリトからアドリア海を渡りイタリアへ行く方法
スプリト-アンコーナ間を運行しているフェリー会社は3社。どの公式サイトでも時刻表の確認やオンライン予約が可能です。
Jadrolinija
クロアチアを代表するフェリー会社。
国内線も豊富で クロアチアで一番大きな船会社。
1年中運行しています。
公式サイト:International lines
Blue Line Ferry
民間のフェリー会社で比較的綺麗と噂。
オフシーズンは運行なし。
公式サイト:Ferry | BlueLine Ferries
地中海 アドリア海を運行している 南ヨーロッパ最大のフェリー会社。
ユーレイルパスホルダーは20%引き。
オフシーズンは運行なし。
公式サイト:Traghetti Croazia, Sicilia e Sardegna | Aliscafi Eolie, Pontine e golfo di Napoli - Snav
今回 僕たちが利用したのはJadrolinija社。12月のアドリア海はオフシーズン真っ只中。その中 イタリアまで運行をしているのはこちらの1社しか無く 選択の余地はありませんでした。値段に関しては 日にちやシート キャビン利用の有無で変わってくると思います。また インターネット予約だと早割がある場合もあります。その時の状況でフレキシブルに会社を選ぶのが良いかと。
チケットの購入方法
ネットで事前に調べていたものと フェリーターミナルの窓口で確認した値段が変わらなかったため 窓口で購入しました。
スプリットのフェリーターミナル。
長距離バスターミナルの目の前なのでわかりやすいと思います。
19:59スプリト発→翌7:00アンコーナ着
料金415クーナ(デッキ席+税で7,255円)/1人のチケットを購入。
注意事項として購入時にパスポートが必要です。
キャビン利用などの選択もできましたが 一番安いデッキ席を購入。事前に調べた結果 デッキ席でもソファが使え そこで眠れるという情報を手にしていたのでデッキ席の購入に至りました。また 前日に購入しましたが オフシーズンのためか いくらか席の空きがあり 乗船しても乗客は少なかった印象です。
スプリトのフェリーターミナルはこちら↓
乗船までの様子
18:00 チェックイン
国際線のため 出航2時間前にチェックインするように言われました。
18:15 イミグレーション通過
チェックイン後 イミグレーションを通り 出国スタンプをゲット。
18:30 乗船
X線での荷物検査を通り乗船。
荷物に飲み物などを持ち込んでも没収されることはありませんでした。なので 乗船前に船内で飲むアルコールやおつまみを購入することをおすすめします。乗船後 船内でも購入できますが 地上よりも割高でした。
いよいよ 乗船。久々の大型フェリーにテンション上がっております。
船内の様子
デッキ席のエリアはボックスのソファーがいくつもあり快適に横になれます。またトイレも綺麗で苦になりませんでした。
ソファー席は早い者勝ち。適当な席を陣取り晩酌開始。
20:00 スプリト港を出発
アドリア海をフェリーで渡りながら アドリア海が舞台の紅の豚を鑑賞して過ごしました。
持ち込んだビールで乾杯。楽しかったクロアチアを振り返りながら 美味しく飲みました。
船内はエアコンが効いており 肌寒いと感じました。同じくフェリーを利用される場合は 防寒対策をした方が良いと思います。
下船 そしてイタリア入国
7:00 アンコーナ港へ到着
定刻通りにイタリアのアンコーナ港に到着。荷物をまとめて下船します。
下船場所の隣の建物で 入国手続きを行いました。荷物検査もなく すんなり入国できました。
アンコーナのフェリーターミナルは 鉄道駅から徒歩20分程度。歩ける距離ですが タクシーなども走っていたため 荷物が多い方は利用しても良いかと思います。
アンコーナ港から鉄道駅への地図はこちら↓
最後に
今回はアドリア海を船で渡るという意気込みでフェリーに乗船しました。船内は思っていた以上に綺麗で過ごしやすい空間が広がっていました。また陸路では感じられない航路での国境越え。なんとも言えない充実感がありました。もし機会があれば いつもとは違う"航路での国境越え"を経験してみても良いかもしれません。僕たちはハマりそうたです。
勝法