2015年2-3月 100チリペソ≒19円
この記事の目次
はじめに
サンペドロデアタカマから長距離バスを2つ乗り継ぎ やってきたのは港町ビーニャデルマル。ここまでの移動は 久々の26時間のバスの旅。とても長い移動でしたが チリのバスのクオリティーが良く そこまで疲れることもなく到着できました。
そして ここビーニャデルマルに立ち寄った理由は一つ。とある宿に泊まりたかったからです。その宿は南米を旅していると度々話に出てくる宿でした。噂はこんな感じ「魚市場が近く 毎日おいしい海鮮が食べられ 居心地がとても良いらしいよ」そんな噂を聞いてしまうと 築地が地元の僕は立ち寄らずにはいられませんでした。
そんな今回は おいしい海鮮が食べられ 世界遺産のおしゃれ街「バルパライソ」にも日帰りで行ける立地の良い 旅人には有名な快適日本人宿のご紹介です。
ビーニャデルマルとバルパライソでの様子はこちら↓
ビーニャデルマルの宿のご紹介
施設の概要
【宿名】汐見荘
【評価】
1.設備:★★★☆☆
2.清潔さ:★★★★☆
3.ロケーション:★★★☆☆
4.スタッフ:★★★★★
5.コストパフォーマンス:★★★★☆
総合得点19/25点
【住所】GENERAL BAQUEDANO 319,RECREO,VINA DEL MAR
【HP】汐見荘
【宿泊日】2015.2.28-3.6
【料金】6,365チリペソ(1,210円)/1ベッド(部屋タイプに関係なく一律料金)/1泊
※連泊するほどリーズナブルになります(今回は6泊の料金を1日あたりで換算)
【予約方法】ウォークイン
【設備】
WIFI |
〇 |
洗濯機 |
× |
シャワー |
〇共用 |
乾燥機 |
× |
冷蔵庫 |
〇共用 |
ランドリー サービス |
× |
エアコン |
不明 |
荷物預かり |
〇 |
キッチン |
〇共用 |
その他 |
漫画多数 快適バルコニー 猫ちゃん |
宿の地図はこちら↓
室内の様子
満室で通された部屋はまさかのオーナーの書斎。でも内鍵がかかり 意外と居心地が良いこの部屋。ドミトリーなどになるぐらいならここに居たいと思いました。
次に移動した部屋はこちら。ツインルームでタンスなどの収納も充実のこちら。この部屋が気に入り トータルで6泊も滞在してしまいました。
物干し場の様子。部屋干しではなく外に干せて 生乾きにならずに済みました。旅を出て3ヶ月。この頃には他人の女性の下着にも動じなくなりました。
キッチンとダイニングの様子。同時に2グループなら調理ができます。写真左の壁には漫画などなど。
お洒落なソファースペース。電源もあり 調べ物には持ってこいなスペースです。
広々した中庭にはテーブルや椅子がちょこちょこ。色々なところから楽しそうな会話が聞こえてきました。
補足情報
まずは 良いところ
魚市場が近く 新鮮な海鮮を思う存分楽しめる
徒歩30分程度の位置に魚市場があります。
魚市場では格安で新鮮な海鮮がたくさん。
スペイン語の出来る友人に 値段交渉をしてもらいます。
市場では その日水揚げされた 新鮮な海鮮を購入できます。価格もリーズナブルで タコ5kg エビ1kg サーモン1.5kg アサリ2kgをすべて合わせて2,000円弱で購入出来ました。それにプラスして おまけでエビの頭を大量に頂いてきました。エビの頭で取った出汁を使い作った海鮮スープカレーはとてもおいしかったです。
別日に買ったコングリオ(穴子)を捌くシェフ。穴子を捌くまな板や 打ちなども常備されている宿でした。
ここからは汐見荘で作った海鮮料理たち。
サーモンのグリル タマネギソース添え
サーモンのパスタ
ひな祭りの海鮮ちらし 兜焼き つみれのお吸物
料理が好きな人であれば さまざまな海鮮を使った料理を作る楽しみを感じることのできる宿だと思います。また シェア飯を作っているグループもいれば 個別に作っている方もいた(僕たちも途中からそうしました(笑))ので シェア飯はちょっと苦手...という方でも大丈夫かと。
まったりできる
広々としたバルコニー。豊富にある漫画。かわいい猫しまさん。近くにある格安の酒屋さん。ビールを買ってきては 午前中からお刺身をつまみに飲んでいたのはここだけの秘密です。
世界遺産の街 スラムでお洒落なバルパライソに近い
世界遺産で芸術の街 バルパライソにも電車で30分程度で遊びに行けます。街のいたるところにグラフィティーが点在。カフェや雑貨屋もたくさんあり 街歩きには最適な場所です。カラフルで可愛い街並みは きっと女性が好きそうな雰囲気です。
また バルパライソはチリで最も治安が悪いエリアの一つと呼ばれていますが それは坂の上の方での話。日中の海岸線沿いや市街地は安全に過ごせると感じました。
日中は観光客の方も大勢いるので安心。
街歩きに少し疲れたら オープンエアなカフェで一休み。僕たちはもっぱら カフェではコーヒーではなくビールを飲んでいました。
バルパライソの町歩きの様子はこちら↓
オーナーが綺麗好き
バックパッカーの大先輩で オーナーの山岸さん。旅人の心を熟知しているかのような接客です。そして とても綺麗好きで宿はいつも清潔です。キッチンも毎朝掃除をしていただき 気持ち良く使うことができました。僕たちは快適に過ごせましたが もしかしたらきっちりしているオーナーの性格に合わない旅人もいるかもしれません。
でも それだけじゃありません 気になるところ
ビーニャデルマルの街から少し距離がある
住宅街に位置するこちらの宿。とても静かでのどかな立地なのですが ビーニャデルマルの街までは徒歩で35-40分ほど。バスターミナルまでは 徒歩で45分程度かかります。コレクティーボ(乗り合いタクシー)も タイミングがうまく合わず なかなか拾えない場合は同じくらいの時間がかかります。
いい意味でも悪い意味でも 日本人宿
僕たちが滞在していたのは 2月末から3月頭の南米オンシーズン。到着した日は満室で オーナーの書斎に布団を敷いてもらい泊めてもらいました。滞在中も多くの日本人が出入りをしており 人気の宿だなと感じました。旅仲間なども作りやすいかと思いますが 逆にそのような賑やかな宿が苦手な人は オンシーズンに滞在すると大変かと思います。
また 逆に5-6月などのオフシーズンでは宿泊客がいない時もあるみたいです。その時期に宿泊していた友人は おいしい海鮮シェア飯ができずに嘆いていました。
サーモンづくし。日本の反対側でこんなに美味しい海鮮が食べられるなんて 幸せでした。
部屋タイプに関係なく 一律料金(長期割引あり)
どこの部屋に宿泊しても "1人あたりいくら"という料金計算方式のため 宿泊料金は一律です。長期滞在での割引はありますが 基本的には部屋毎の料金設定はありません。このため ドミトリーでも個室でも同じ料金での宿泊となり 個室では割安感があり ドミトリーでは割高感があるかもしれません。
また 僕たちが宿泊した時は 満室のため部屋を選べなかったです。カップルや夫婦の方たちもドミトリーになる可能性がありますのでご注意ください。
最後に
久しぶりの新鮮な海鮮料理は 涙が出るほど美味しかったです。島国日本に生まれた僕には リャマやアルパカの肉よりも サーモンやタコ アナゴのほうが口に合ってると再認識しました。
そして こちらの宿はとても居心地のよい宿でした。ビーチに遊びに行くのもよし。カジノに遊びに行くのもよし。世界遺産の街を散策するもよし。手の込んだ魚料理を食べるのもよし。朝からお酒を吞みダラダラと過ごすのもよし。
もし 長期に南米を旅する機会があれば お立ち寄りすることをおすすめします。
勝法