2015年7月 1US$≒124円
こんにちは えだ旅(@edatabi_jp)です。
世界一周前から やりたいと考えていたことの1つを実行。レンタカーで グランドサークルを回ってみました。
今までの旅で 車をレンタルしキャンプをすることは オーストラリアで経験済み。大自然の中 トレッキングをすることは 南米パタゴニアで経験済み。このため きっとなんとかなるだろう! そんな風に 意気揚々と グランドサークルの旅をスタートさせたのでした。
そんな今回は グランドサークルを楽しむための準備編 その①。グランドサークルとは?というところから おすすめ観光シーズンや実際のルート作りについて まとめてみました。
今年の夏休みの計画などに 活用していただけると嬉しいです。
この記事の目次
グランドサークルとは
まず はじめに グランドサークルとは何かをご紹介。
アメリカのユタ州とアリゾナ州の州境にあるパウエル湖という巨大な人造湖を中心に、半径230km の円を描いた時、その円(サークル)の中に含まれるエリアの呼称。 10の国立公園、16の国定公園、19の国立モニュメントや州立公園が その円(サークル)の中に含まれる。
参照元: Wikipedia
とのことです。
いつもわかりやすい説明ありがとうございます。
有名な所では グランドキャニオンやモニュメントバレーが このエリアに含まれます。最近であれば ポワースポットのセドナや絶景のザ ウェーブなども このエリア内にあります。
そんなグランドサークルは アメリカの原風景と大自然が見られる 絶景スポット目白押しのエリアです。
グランドサークル おすすめの観光シーズン
グランドサークルのベストシーズンは 4-6月の春と10月前後の秋と言われています。暑くもなく 寒くもない快適なシーズンです。
それ以外の時期となると 夏は気温が40℃を超え ほとんど雨も降りません。このため 長時間のトレッキングやキャンプとなると 大幅に体力が消耗されてしまいます。
冬は最高気温が0-10℃程度です。この時期には しっかりとした防寒具が必要となるため荷物がかさばってしまい テントでの寝泊まりも難しいため おすすめできません。
なお アメリカ人は 6-9月の間でバカンス(休日)を取ることが多いとのこと。その時期を避けると レンタカーや宿 キャンプサイトなどの予約は比較的取りやすく トレッキングなども 比較的落ち着いて回ることができるかと思います。
グランドサークルの治安
観光地だけあり 治安はとても良かったです。
小さい町の住民や 国立公園内のスタッフなども とても親切に接してくれます。
また GS(ガソリンスタンド)やWalmart(ウォールマート:大型24時間スーパー)などで 車中泊をしても問題はないかと思います。しかし 僕たちは まったく冒険をせずに キャンプサイトかモーテルに宿泊していました(笑)。路上や駐車場での車中泊は くれぐれも自己責任でお願いします。
それでは 次からは どんな風にグランドサークルを回るかを 一緒に考えていきましょう。
グランドサークルの回り方を考える3ステップ
グランドサークルは とても広大です。
半径230kmものエリアに バラバラに散らばる 絶景スポットたち。
このため グランドサークルを回るためには ある程度の計画を立案する必要があります。行きたい場所ややってみたいアクティビティなどの優先順位を決めておかないと 効率的に回ることができずに終わってしまいます。
それでは これから 3ステップでグランドサークルの周り方を整理していきましょう。
ステップ① どこへ行くかを決める
まずは ガイドブックやWebを使って情報収集をし 行きたい場所をピックアップ。
なお その時には 優先順位をつけながら考えることをおすすめします。僕なんかは いろいろと調べてしまうと 全部行きたくなってしまうタイプ。それだと いくら日数があっても足りません(笑)。
国立公園だけで 10個もあるエリアです。
優先順位をつけながら 行きたい場所をピックアップしていきましょう。
グランドサークル内の観光スポット:
グランドサークル内には 様々な観光スポットが点在しています。このため まずはざっくりと 名称だけ一覧にしてみました。
皆さんも 耳にしたことのある場所が多いのではないでしょうか。
1.国立公園
・グランドキャニオン国立公園
・アーチーズ国立公園
・キャニオンランズ国立公園
・キャピトルリーフ国立公園
・ブライスキャニオン国立公園
・ザイオン国立公園
・化石の森国立公園
・メサ・ヴェルデ国立公園
・キャニオン・デ・シェイ国立公園
2.国定公園/州立公園
・モニュメント・バレー
・デッドホースポイント州立公園
・フォー・コーナーズ
・メテオ・クレーター
・ニュースペーパーズロック
・インボーブリッジ国定記念物
・ナチュラルブリッジズ
3.その他 観光スポット
・アンテロープ・キャニオン
・レイクパウエル
・セドナ
・ホースシュー ベンド
・グレンキャニオン
・ルート66
・フラッグスタッフ
国立公園は入園料がかかる
アメリカの国立公園に入場する際には 入園料がかかります。
例えば...
グランドキャニオン 車1台/30US$
ザイオン国立公園 車1台/30US$
ブライスキャニオン国立公園 車1台/30US$
しかし 国立公園の年間パスポート(80US$)もあります。このため 3カ所の国立公園を回ると 年間パスポートの方がお得になります。
ちなみに 年間パスポートは1枚につき2名までオーナー登録が可能です。このため 友人とダブルネームで購入し 割り勘するのも良いかと思います。世界一周中であれば 逆回りで知り合った方に 40US$で譲るというのもアリかと。
詳しくはこちら: アメリカ国立公園 年間パスポート(Annual Pass)
なお アメリカの国立公園入園料や年間パスポートは 車1台あたりで料金設定されています。このため 車1台であれば 15人以内で行った場合でも同じ料金になります。
ステップ② それぞれの移動距離/時間を把握する
画像出典: グランドサークルへ行こう!
次に ピックアップした行きたい場所を地図に表し 具体的なプランを立てていきます。
とても広いグランドサークル内では 隣の国立公園に到着するまでに 2-3時間はザラにかかります。このため 実際に地図に表すことで ルートのロスであったり 途中で立ち寄れる観光スポットなどにも気付くことができます。
また ある程度の距離感覚を掴んでおくと 実際に回る時にも役立つかと思います。
ステップ③ 交通手段を選択する
最後に 行きたい場所とある程度の移動時間が把握できたら 交通手段を考えます。
ここで大切なのは "自分の時間がどれくらいあるか"ということです。
3-4日という短い期間でいろいろな場所を回りたいのであれば ツアーが1番効率が良いでしょう。また 時間がたくさんあるのであれば 自分たちで自由に回れる車が便利です。車の免許がない方などは 長距離バスや鉄道で回ることもできます。しかし バスや鉄道は遅れることもあるため ある程度時間にゆとりがある方の方が良いでしょう。
このため 自分の時間と ②で作成した地図を照らし合わせて 交通手段を選択されることをおすすめします。
以下に 交通手段の種類をまとめてみました。
上記を踏まえて 自分にはどの交通手段が適切かを考えてみましょう。
交通手段の種類:
1.ツアー
日本発着のものもあり 現地での移動やホテルの手配などを気にせずに楽しむことができる。また 短い時間で効率良く回ることができる。
2.キャンピングカー
4人以上など 大人数の場合は こちらがおすすめ。人数が多いほど かかる費用はリーズナブルになる場合が多い。
3.レンタカー
夫婦旅などの少人数の場合は レンタカーで十分。キャンプ道具も現地でリーズナブルに購入できるため 自然に囲まれてテント泊を楽しみましょう。
4.公共交通機関
グランドサークルは 長距離バスと鉄道を乗り継いで回ることも可能。海外での車の運転に不安があったり 単身で自由に回りたい方などにおすすめ。
夫婦旅で 時間的にもある程度のゆとりがあった僕たちは レンタカーを手配して回ることにしました
オーストラリア 東海岸をモーターホーム(キャンピングカー)で縦断した記事もあります。モーターホームをご利用を考えている方は 参考にしてみてください。
まとめ: 調べるにつれて びっくりするほど壮大なグランドサークルです
今回は「グランドサークル」について。
ざっくりと概論をお届けしました。
グランドサークルを十分満喫するには 南米パタゴニアと同じく 下調べが大切になります。観光スポットが数多く それぞれどんな場所かを調べるだけでも時間がかかってしまうため 僕たちはこちらの本を使いました。
細かな部分は追加で調べる必要はありますが ささっと概要を把握するには とても使える一冊だと思います。
豊かな自然がとても魅力的で 大好きなグランドサークル。
そんなグランドサークルをご紹介しようと いろいろ書いていたところ びっくりするくらいに長くなってしまいました。そのため うまくまとめきれず 準備編がはじめての2部構成となってしまうという...とほほ(汗)。
次回の記事では 実際にレンタカーを使って回った体験をもとに レンタカーのレンタル方法や キャンプ道具の準備について。そして 僕たちの具体的なルートや実際の費用などをご紹介したいと思います。
次回記事
グランドサークル総集編
それでは 本日もお付き合いいただき ありがとうございました。