2015年7月 1US$≒124円
こんにちは えだ旅(@edatabi_jp)です。
グランドサークル周遊中 Kanab(以下 カナブ)の町で 3日間The Waveの抽選に臨んでいた 僕たち。The Waveの抽選は9:30には終了してしまうため その日は当選していても 外れていても 抽選後は1日フリーになってしまいます。
このため 僕たちは カナブの町から比較的近くにある国立公園を回ることにしました。
そんな今回は うちのかみさんのイチオシ。岩と緑と水の調和が素晴らしい Zion(以下 ザイオン)国立公園のトレッキング情報について まとめてみました。
この記事の目次
ザイオン国立公園とは
ザイオンとは 古代ヘブライ語で「聖域」という意味とのこと。その名の通り ザイオン国立公園は 壮大な岩山と渓谷が見事な調和をなしている国立公園です。
日本人の知名度は低いですが 本場アメリカでは グランドサークル内で グランドキャニオンと双璧をなすほどの人気があります。国立公園に登録されたのも グランドサークルと同じ1919年です。
また ザイオン国立公園は グランドサークルの中でも 緑と水が共存する珍しい国立公園です。その醍醐味を存分に味わうのは 実際にトレッキングをしてみるのが1番です。
ザイオン国立公園HP: Zion National Park (U.S. National Park Service)
ザイオン国立公園のベストシーズン
ザイオン国立公園のベストシーズンは 4-5月の春と10-11月の秋と言われています。
春は花が芽吹く季節。緑鮮やかな公園は歩いていて清々しいと思います。逆に 秋は紅葉も見られるとのこと。どちらの季節も景色が素晴らしいと思われます。
ちなみに 7-8月は日中の気温が30℃を越え 熱中症に注意が必要です。
ザイオン国立公園への行き方
ザイオン国立公園までは ラスベガスから256km。
まず 高速15号線を北へ向かいます。そして 途中9号線を右へ曲がり しばらく車を走らせると ザイオン国立公園のビジターセンターに到着します。ラスベガスからも2時間30分程と近いことから 車でのアクセスは比較的容易かと思います。
ザイオン国立公園の地図はこちら↓
ラスベガス以外の場所からであれば 最寄りはカナブという小さな町になり その距離は64kmです。僕たちはカナブの町でキャンプを行いながら ザイオン国立公園に日帰りトレッキングに訪れました。
関連記事グランドサークル The Wave(ザ ウェーブ)の抽選とKanab(カナブ)のキャンプ場情報
ザイオン国立公園の入園料
ザイオン国立公園の入園料:
1.自家用車(15人以下)→1台あたり30US$/7days
2.オートバイ →1台あたり25US$/7days
3.徒歩/自転車 →1人/1台あたり15US$/7days
4.国立公園年間パスポート→80US$/1year(Annual Pass)
僕たちは グランドサークルを周遊予定だったため 国立公園年間パスポートを購入しました。アメリカの国立公園は どこもおおむね20-30US$の入園料がかかります。このため 3カ所以上の国立公園に行かれる場合は 国立公園年間パスポートの方がお得になります。
アメリカ国立公園 年間パスポートについて
ザイオン国立公園のトレッキングルート
ザイオン国立公園には 魅力的なトレッキングルートがたくさんあります。
各トレッキングルートの名称やトレッキングの難易度 距離などをまとめると 下記のようになります。
この中で 僕たちは 「Angels Landing(エンジェルス ランディング)」というルートを選びました。往復8.7km 4時間の道のりです。
なぜ このトレイルを選んだかというと 眺めが良い点がポイントでした。また 程よく運動でき 鎖場もあるとのことだったため 日本でもトレッキングを楽しんでいた僕たちは 久しぶりにしっかりとトレッキングができるとワクワクでした。
また 公園内の移動には 無料シャトルバスを利用しました。このため キャニオンジャンクション付近のパーキングに車を停車し 公園内の無料シャトルバスで「The GROTTO(ザ グロット)」まで向かいます。
無料シャトルバスは 7:00-18:45の間 10-15分間隔で運行されているため ぜひ利用しましょう。
なお パーキングは停められる台数が少ないため すぐに満車となってしまいます。僕たちの向かった時にも 停車できずにウロウロしている車を何台か見かけたため パーキングには 駐車場にゆとりのある 朝早めの時間に訪れることをおすすめします。
ザイオン国立公園 無料シャトルバス停留所はこちら↓
ザイオン国立公園 無料シャトルバス スケジュールはこちら↓
さて トレッキングルートを決めたら 次はトレッキングの準備をはじめましょう。
ザイオン国立公園 トレッキングで準備したもの
トレイルにもよりますが 中級以降のルートを選んだ場合は トレッキング時間も長くなる ザイオン国立公園。また 日差しも強く暑いため 体力も消耗しやすいと言えます。
このため トレッキングの際は 気持ちにゆとりを持って景色を楽しめるよう しっかりと準備を整えて臨みましょう。
僕たちが 実際に持って行った物は 以下になります。
行動食など
・2L程度の水分:トレッキング中の水分補給用
・軽食:トレッキング中に糖分 塩分を取るため(HARIBO ジャーキー など)
・昼食: 4時間のトレッキングでお腹が空くため(サンドイッチなど)
服装(動きやすいもの)
・Tシャツ 半ズボン: 速乾性の高いものが良いです
・帽子: 日よけ 熱中症対策にもなります
・サングラス: 岩の照り返しが眩しいです
・歩きやすい靴: スニーカーなどの運動靴であれば 問題ないです
その他
・デイバック: トレッキング中は 両手が空くと安全です
・スマホ: 道に迷わないために あると便利です
・カメラ: 綺麗な景色を 記念に撮りましょう
ザイオン国立公園 トレッキングの様子
では いよいよトレッキング開始です。
ザイオン国立公園に向かうまでの間 徐々に迫力のある岩壁が姿を現すようになります。岩壁好きの方は この段階でテンションUP⤴︎することでしょう。
車を駐車し シャトルバスで向かった 「The Grotto」にはトイレや軽食などを取り扱っているミニショップもあります。
ここで準備を整えて トレッキングに臨みましょう。
さぁ いよいよトレッキングスタート。
歩き出してすぐに 左右に壮大な岩壁が続き 景色はとても素晴らしいものがあります。まだまだ平坦道であり ルンルンです。
こちらは人気のトレッキングルートのため 僕たち以外にも多くの方がトレッキングを楽しんでいました。
それにしても アメリカのトレッキングルートはしっかり整えられており とても歩きやすいです。
少しづつ 高度を上げていきます。
しかし この辺りでも階段などはなく 緩やかなスロープのため足に優しいです。
振り返ってみると こんな景色が広がっていました。
高度が上がってきたため 徐々に眺めが良くなってきました。
最後のもう一踏ん張りのところで 鎖場が出てきます。
左右に手すりなどはありませんので 注意してください。雨が降ったあとは滑りやすそうです。また 風が強い時などにも無理せずに。
鎖自体は しっかりとしていました。
きっと ぶら下がったとしても 切れることはないでしょう。そんな勇気はありませんが(笑)。
両手を使わないと登れない場所もあるため デイバックなど 両手がフリーになるバックでトレッキングに臨みましょう。
そして いよいよ。
どーーーん!!
片道1時間30分 岩山を登ってきて観た景色。眺めがサイコーでした。
これだから トレッキングはやめられないですよね。
2人で記念撮影を。
天候に恵まれ 素晴らしい景色を見ることができました。とても気持ち良かったです。
トレッキングの行動食として用意しておいた"HARIBO"。こちらで糖分補給です。また 塩分補給でビーフジャンキーをいただきました。
頂上の景色を存分に楽しんだら 復路スタートです。
今まで歩いてきたルートを戻りますが 上からルートを見てみると 結構な高さを登ったんだなと実感。また 綺麗に整っているなぁと感じました。
こちらが 「The GROTTO」の無料シャトルバス乗り場です。
往復3時間強のトレッキングでしたが 気持ち良く歩くことができました。この後は 宿泊しているキャンプ場に戻り いつも通り 安定の"お疲れさまビール"をいただきました。
まとめ
今回は ザイオン国立公園のトレッキング情報をお届けしました。
ザイオン国立公園は グランドサークルで初めてのトレッキングとなりましたが さすがアメリカの国立公園。景色も設備もトレッキングのしやすさも文句無しでした。
写真の撮り方もあり 今ひとつ伝わりにくい部分もあるかとは思いますが トレッキング中木々で視界が遮られることもあまりなく 視界がずっと開けた状態で その景色を楽しめる。それなのに 緑のマイナスイオンもしっかり感じながらトレッキングができる。
そんな トレッキング中の心地良さは グランドサークルの中でも味わえる機会は少ないのではないかと思います。
トレッキング大好きの僕たち。
早速 心を鷲掴みされてしまったのは 言うまでもありません。
それでは 次回は 奇岩が立ち並ぶ壮大な景色 ブライスキャニオン国立公園についての情報をお届けしたいと思います。 こちらも ザイオン国立公園にも負けない 景色が広がっていました。
次回記事
グランドサークル総集編
それでは 本日もお付き合いいただき ありがとうございました。