2015年7月 1US$≒124円
こんにちは えだ旅(@edatabi_jp)です。
モニュメントバレーでは アメリカの原風景を満喫した 僕たち。
次に目指した場所は アンテロープキャニオン。アンテロープキャニオンは グランドサークルの中でも 訪れるのを楽しみにしていた場所の1つ。実際に訪れてみると 鉄砲水の侵食によって生まれた渓谷は 驚くほど滑らかで まるで繊細な芸術作品のようでした。
そんな今回は アンテロープキャニオンの様子と近隣にあるレイクパウエル キャンプ場情報について まとめてみました。
この記事の目次
アンテロープキャニオンとは
アンテロープキャニオンとは アリゾナ州 ページ近郊に位置し 数百年もの年月をかけ 鉄砲水の侵食でできたとされる 滑らかな曲線が織りなす渓谷です。
そんなアンテロープキャニオンは 岩層と場所の違いから 2つに分かれます。1つはアッパーアンテロープキャニオン もう1つはロウアーアンテロープキャニオンです。
テレビでよく映るのは アッパーアンテロープキャニオンです。入り組んだ渓谷に太陽光が差し込み 神秘的な風景を見ることができます。しかし 内部は広くて短いのが残念なところ。
一方 ロウアーアンテロープキャニオンは アッパーアンテロープキャニオンとは違い 細くて長いのが特徴です。このため 内部ではじっくりといろいろな景色を楽しむことができます。また 入場料もアッパーよりリーズナブルなため 良心的な価格で見学ができます。
ちなみに アンテロープキャニオンは アッパーとロウアーのどちらもナバホ族の所有地となります。
本当なら両方を楽しみたかったのですが 節約(?)バックパッカーの僕たちは ロウアーアンテロープキャニオンを訪れることにしました。
ナバホ族の所有地を訪れる際の注意点について
アンテロープキャニオンのベストシーズン
アンテロープキャニオンのベストシーズンは 6-9月と言われています。
しかし 夏季は鉄砲水に注意が必要とのこと。
また 気温も高くなるため 5月下旬や9月下旬も良いとされています。
僕たちは7月に訪れましたが とても暑く ツアーに参加すると 嬉しいことに水を配ってくれていました。とは言え 渓谷内に一歩足を踏み入れると 日陰となるため涼しかったです。
アンテロープキャニオンへの行き方
アンテロープキャニオンへは 最寄り町Page(以下 ページ)から向かいます。
ページの町からは 98号線を東へ8km 車で10分弱で容易にアクセスできます。また モニュメントバレーからは 190km 2時間弱の道のりです。このため 僕たちはモニュメントバレーから向かいました。
その他 近郊にはレイクパウエルという人工湖や ホースシューベントというコロラド川が馬蹄のように蛇行している観光スポットもあります。なお グランドキャニオンからは230km 2時間30分の距離にあるため 運転を頑張れば 日帰りも可能な距離です。
アンテロープキャニオンへの地図はこちら↓
アンテロープキャニオンの入園料
アンテロープキャニオンの入園料:
1.入場料: 8US$/1人
ナバホ族の所有地のため ツアー料金とは別に入場料を支払う必要があります。この入場料は アッパーアンテロープキャニオン ロウアーアンテロープキャニオンともに共通です。2つとも訪れる方は チケットを無くさないようにしましょう。
2.ツアー料金:
アッパーアンテロープキャニオン
・一般ツアー(ツアー時間:1.5時間(キャニオン滞在時間は1時間弱))
大人 37-50US$/1人
子供(8-12歳) 27-40US$/1人
子供(8歳未満) 無料
値段に幅があるのは 時間によりツアー代金が異なるためです。
・フォトグラフィーツアー(ツアー時間:3時間弱(キャニオン滞在時間は2時間))
大人 100US$/1人
ツアー会社: ANTELOPE CANYON TOURS
ロウアーアンテロープキャニオン
・一般ツアー(ツアー時間:1時間程度)
大人 17-25US$/1人
子供(8-12歳) 7-15US$/1人
子供(8歳未満) Free
料金に幅があるのは ツアー会社により値段が異なるためです。
・フォトグラフィーツアー(ツアー時間:2時間強)
大人 47US$/1人
ツアー会社: Dixie Ellis' Lower Antelope Canyon Tours / KEN'S TOURS
ナバホ族の所有地であるため 国立公園パスが使えません。
このため 別途料金を支払う必要があるのですが...どちらも行こうとすると それなりの金額になりますね(汗)。
しかも 僕たちよりも先に訪れていた友人からの情報によると テレビで有名な太陽光が真上から降り注ぐ景色を撮りたい場合は アッパーアンテロープキャニオンのフォトグラフィーツアーに申し込まなければならないとのこと。
どうやら 一般ツアーを申し込んでツアー参加した場合は 良い写真スポットではフォトグラフィーツアーの人が優先で写真を撮ったり 三脚を立てることができるそうで 一般ツアーの参加者は先を急ぐよう促されるのだそう。
そして 日が真上に登る時間は 一般ツアーでも軒並み高めな料金設定という...商売精神がすごいですね(汗)。
そんなわけで 僕たちは リーズナブルに楽しめる ロウアーアンテロープキャニオンを訪れることにしました。
アメリカ国立公園 年間パスポートについて
アンテロープキャニオン 一般ツアーの様子
ツアーに申し込み 順番が来たら いざ出発。
ツアー参加者で列になり おもむろに歩き始めます。
アッパーアンテロープキャニオンへは駐車場から車で向かうようですが ロウアーアンテロープキャニオンへは徒歩で向かいます。
この辺りも 入場料がリーズナブルなことに繋がっているのでしょうか(笑)?
駐車場から歩くこと5分程で 岩の割れ目(?)に階段を発見。いよいよ 渓谷へと進入していきます。
徐々に 渓谷の中へ入っていきます。
冒険感が半端ないです。
中はどんな感じかな...わくわく。
内に入ってみると このような空間が広がっています。人が並んで2人歩くにも 狭いぐらいの幅しかない渓谷です。
それにしても 鉄砲水の侵食で作られた 滑らかな層の壁は見事です。触ってみると とてもサラサラとしていて 気持ちが良いんですよ。
それでは ここからは しばし写真をお楽しみください。
まさに大自然の芸術。
とても神秘的な空間が広がっていました。
そして ここでも記念写真を。
ちなみに この時のツアーでは 参加者10人前後に対してガイドさん1人でした。ガイドさんは面白い写真の撮り方や アンテロープキャニオンがどのようにしてできたのかなど いろいろと英語で説明してくれました。
...が。
ほぼほぼ理解できなかったです(汗)。
ガイドさんに このようなトリック写真を撮ってもらいました。
iPhoneのパノラマ撮影を上手に使った写真です。皆さんも 訪れた際にはトライしてみてはいかがでしょうか。
ジャケット写真風(笑)!?
渓谷感満喫中...(笑)。
こんな感じで 渓谷の凹凸を活かして(?)さまざまな写真を撮ることができます。
いやー 渓谷。
お腹いっぱいです(笑)。
ロウアーアンテロープキャニオンでは 最後はこのような細い渓谷の隙間から出てくることとなります。1時間弱の渓谷探検でしたが 冒険感を十分に感じられ とても満足のいく体験となりました。
続いては 近隣にあるレイクパウエルとキャンプ場情報です。
レイクパウエルとは
まず レイクパウエルとは アメリカで2番目に大きい人工湖です。
その大きさもアメリカサイズで 満水時の貯水量はなんと琵琶湖と同程度とのこと。人工の湖にも関わらず 日本で1番大きい琵琶湖と匹敵するなんて。
人工的な湖でも スケールが違いますね。
ダムもご立派でした。
こちらのダムからのエネルギーは アリゾナ州全土へ電力供給をされているそうです。
レイクパウエルのキャンプ場について
宿泊したキャンプ場の概要
【宿名】Wahweap RV & Campground
【評価】
1.設備:★★★★☆(キャンプ場としては)
2.清潔さ:★★★★★
3.ロケーション:★★★★☆
4.スタッフ:★★★★☆
5.コストパフォーマンス:★★★★☆
総合得点 21/25点
【住所】Lake Shore Dr, Page, AZ 86040 アメリカ合衆国
【HP】Wahweap RV & Campground
【宿泊日】2015.7.29-30
【料金】26US$(3,225円)/1サイト/1night
【予約方法】ウォークイン
【設備】
・受付
・温水シャワー/トイレ
・ランドリー
・流し台
・Wi-Fi(受付周辺のみ)
キャンプ場の地図はこちら↓
宿泊時の様子
こちらのキャンプサイトは レイクビューとなっており 眺めが素晴らしかったです。また 広々と綺麗に区画整備がされており 他の宿泊者を気にせずに楽しむことができました。
その他の注目ポイントとしては スタイルの良いうさぎがたくさんいました。
うさぎって こんなに足が長かったでしたっけ(笑)!?
この日の晩酌は 2種類(アボカドとトマト)のディップとタコスでスタート。
大自然の中 好きな音楽を流しながら 今日の出来事を語る時間。
この後は キャンプファイヤーをしながら アメリカ牛のステーキを食べて就寝しました。
翌朝は 朝日とともに起床です。
テントの中から眺める日の出 。とても贅沢な寝起きでした。
陽の光を浴びると 元気が出てきます。
この日は ホースシューベントを訪れた後 グランドキャニオンのキャンプ場を目指します。このため 名残惜しいですが 早めに出発です。
キャンプ生活中の朝食は いつもこんなメニューでした。ベーグルにハム 目玉焼き フルーツにヨーグルト。オレンジジュース付き。
普段よりもしっかり 健康的な朝食だった気がします。
ラピュタパンを食べて 1日の活力とします。
良かった点
キャンプサイトからの眺望が良い
目の前には 人工湖レイクパウエルが広がる立地であり 眺めはとても良かったです。レイクパウエル越しに上がる日の出も 素晴らしいものがありました。
キャンプ場内が綺麗で清潔
共有スペースである シャワーやトイレ 流し台など とても綺麗に整備されていました。このため キャンプ場に宿泊しているにも関わらず 清潔面に関してはストレスなく滞在することができるかと思います。
気になる点
キャンプサイト内ではWi-Fiが使えない
そもそも キャンプ中にまでネットをするのはどうなの!?と思われるかもしれませんが 次の目的地に向けての情報収集は必要かと。しかし 受付のある共有部分以外はWi-Fiが飛んでいなかった(あるいは弱かった?)ため キャンプを存分に楽しむことができました(笑)。
というわけで こちらは 僕たちの中のグランドサークル内で過ごしやすいキャンプ場ランキング1-2位を争うキャンプ場でした。
まとめ
今回は ロウアーアンテロープキャニオンとレイクパウエル キャンプ場情報でした。どちらもとても素敵で おすすめできるスポットです。
次に訪れる際には アッパーアンテロープキャニオンも訪れてみたいな...とも考えていますが どうなることでしょう。その時にも 節約を兼ねてロウアーに行ってしまったりして(笑)
それでは 次回は コロラド川が作り出した馬蹄 タダで見学ができるホースシューベントについてです。
次回記事
グランドサークル総集編
それでは 本日もお付き合いいただき ありがとうございました。